ニュージーランド発のビューティーバー「エティーク」が日本初上陸!! サスティナブルに重きを置く、創設者のブリアンにお話を伺いました。

エティークCEOブリアンとの対談の様子

製品の誕生したキッカケや、エティークへの想い

エティークを作ることになったキッカケを教えてください。
プラスチック容器を使用しているシャンプーの80%が水分で、コンディショナーについては90%が水分です。
「シャワーやバスタブに水があるのに、なぜわざわざ水分で薄めたものを使っているのだろうか。」という疑問を持ったことがキッカケでした。
そこで、水分を除いて固形にする事で、プラスチック容器を使用する必要がなくなり、梱包材料も含めて生分解性のものにしてしまえば、環境に優しいのではないかということに着目し出来上がったのが、エティークのシャンプーバーとコンディショニングバーでした。
製品商品化するにあたって、一番大変だったことは何ですか?
とにかく前例がなかったので、最初の頃の製造は、自宅の小さなキッチンで、1人で作っていました。
製造した製品を、インターネットにてテスト販売を繰り返していく中で、口コミですごい勢いで色々な国に広がっていったので、一度に沢山の製品を作る必要に迫られました。
しかし、1人で頑張って作ってもせいぜい1kgしか作れず、仮に量を作っても質が落ちてしまい、質と量のバランスを取るのがとても難しかったことです。その後、18ヶ月ぐらい経ってやっと、質を落とさずに量を作れる体制になりました。

エティーク コンテナ

作ろうって思ってからどれぐらいの期間で出来たのですか?
その日のうちに、ある程度の形は出来上がりましたが、色々な人に使ってもらってフィードバックしてもらい、実際の製品として恥ずかしくない形で出せるようになるまでには、8ヶ月の期間がかかりました。
なぜ、その日のうちにできたのですか?
大学で理学を学んでいましたし、在学中に自然派化粧品の会社を起業し、経営していたので、それなりの知識は持っていました。ちなみに、その時の会社はつまらなくなって、5年で売却しちゃいました。

色々と凄いですね。だから1日で出来たのですね!私が作ろうと思っても無理に決まっていますね (笑)

なぜ自分でやろうと思ったのですか?
両親の影響もあり、元々動物愛護心が強かった私は、8歳の頃から行方不明のペットを探すビジネスをやっていました。
大学在学中には、就職活動もしていたのですが、自分で何かしたいという想いをその頃からもっていました。そんな時に最初にやってみようって思えたのが、化粧品をつくることでした。

8歳からだなんて驚きです!!若い頃から考えがしっかりされていたのですね。本当に凄いです。

元々、科学とかクリエイティブなことやものづくりも好きでしたし、「他人に何かをやれ」と言われるのが好きではなかったので、「自分で何かをやるぞ」という想いが強かったんだと思います。

環境意識について

発売後の周りの反応はどう変化されましたか?
会社として大きくなったことより、どちらかというと、我々の活動に周りがもっと真剣に目を向けるようになったことです。6年前に創業した頃は、プラスチック問題が大変だということが、皆さんの意識が今より高くなく、一部の感度の高い人だけが意識している感じでした。
しかし、今はこの製品を通じて、皆さんにプラスチック問題を知って頂くことができています。
例えば、海に流されたり、不法投棄だったりと適切に処分されていないペットボトルの量は、1年間に800万本になると言われています。ゴミ収集車にすると、1分間で満タンになってしまうぐらいの量です。
それらを数字や表などにして、しっかりと発信していくことで、皆さんにもしっかりと認識頂けるようになってきました。
その証拠として、私が当時、小さな規模で活動していた頃の話になります。
百貨店に出向き、こういった製品を扱うべきだと主張しても、誰も相手にしてくれませんでした。
しかし、今はもう全然違いますね。
会社としての動物保護だったり環境保全だったりの活動はされていますか?
我々の利益の20%を下記のチャリティ活動組織に寄付しています。

今後もどんどん事業がどんどん大きくなってくれば、もその辺に関しても、もっとやっていきたいと考えています。

利益の20%って結構、大きな数字ですね?

そうですね。しかし、我々は今後も責任ある事業を営んでいきたいので、20%でいいと思っています。

想いの強さが伝わってきます。私も買うだけで貢献できちゃうのであれば、ますます使ってみたくなりました!

環境保護に対する対策や意識は、日本とニュージーランドではどう違いますか?
ニュージーランドの方が環境汚染に対する意識が非常に高いので、街に出るとプラスチックを使用していない製品は、日本よりかなり多いです。ただ、日本もその認識が高くなってきていると思いますし、今回、特に感じたのは、その勢いがすごく高まっていることです。強い力を感じています。

製品について

ビューティーバーは、小さいのですぐ無くなってしまうと思ったのですが、結構、長く使えると聞きました。
シャンプーの液体ボトル(350ml)にすると、だいたい3本分ぐらい。コンディショナーだとだいたい5本分ぐらいなので、それと同じぐらい保ちます。
コンディショニングバーのサイズの方が小さいのにシャンプーより保つのですね?
はい、そうなんです。とういうことは、いかに液体のコンディショナーが希釈化されているかということに気づきますよね。

ほんとだ!なんかちょっとショックです(泣)

国によって水の硬度が違うと思うのですが、それによっての使用感の違いはないですか?
通常のいわゆる石鹸と呼ばれるものに関しては、硬水の中だと石鹸カスが出てしまい、なかなか泡立たないということがあります。
しかし、エティークのシャンプーは、ソープフリーなので、軟水・硬水等に左右されません。
水の種類に関わらず、泡立ちも変わりません。海水でも使用できます。

エティーク製品

最後に日本のみなさんへのメッセージ

みなさんが棚に手を伸ばして、何かを買う時には、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しいです。
「これは本当に私が必要としているものなの?」「この形状でいいの?」と…。
例えばメロンを買う時に「周りについてくるプラスチックの梱包は、本当に必要なの?」「元々皮があるし、そのまま持って帰っても大丈夫じゃない?」「この梱包の原材料は何なの?」と、考えながらモノを買うようにして欲しいです。
私たちがあえて、プラスチックで覆われている製品を買わない選択を続けることで、そのお店では、「なんで買ってくれないのかな?」と考えるようになります。
そうすると、お店では「プラスチックで覆われてないものを置いたほうがいいのではないか?」という動きになると思います。私たちがちょっと考えて買うことで、そういう動きのはじまりになるんじゃないかなって思っています。

エティークCEOブリアン

筆者後記

今回、エティークのCEOブリアンさんに直接インタビューをさせて頂き、その想いの強さをヒシヒシと感じることができました。プラスチックによる環境汚染問題は、私が思っているよりもずっとずっと深刻でした。
しかし、この問題に対しての彼女からのメッセージには、「あなたたちも協力すべき」というような押し付けは、一切感じませんでした。単に「思ったことを当たり前にやっているだけ」という姿勢なのだ。
この問題をたった今、突きつけられ「環境保全のために何かしないといけないのでは?」と、焦っていた私との温度差にハッとさせられました。

とはいっても、私もこの世の中に慣れてしまっているのか、商品が良くないと使用したくはないと思ったのが正直なところ。ダメな人間だと言われるかもしれませんが、これが素直な気持ちなのです。
そんな私を見透かされたかのように、インタビュー帰りに、有り難くも製品を試して欲しいということで、エティークの製品をいただきました。
そして家に帰り、さっそく使用したところ、固形だからという不安の一切を簡単に裏切ってくれました

その後、私はちゃっかりとエティーク発売記念のキャンペーン中に、違う種類のシャンプーバーとコンディショニングバーを自腹で購入。買うだけでプラスチックを減らすことに参加でき、生分解性で地球に優しい。かつ、寄付していることになる。
そう思うと、微々たるものではあるが、地球に良いことをしたという自己満足で、気分が上がったのだ。
たまにでも良いので「ちょっと立ち止まって考える」そんなことを無理することなく、やっていきたいと思えた瞬間でした。きれいな地球でいてもらうために…自分の子供だけでなくその先の世代にも綺麗な海や山を見せてあげたい。
もっともっとこの想いが広がってくれたら嬉しい限りです。